この記事では、Java言語で数値型の変数の種類や違いについてソースコード付きで解説します。
数値型の種類
数値型の変数の種類や違いをまとめると以下の通りです。
型の種類 | 内容 | 値の範囲 |
---|---|---|
byte | 8bit整数(符号付) | -128 ~ 127 |
int | 32bit整数(符号付) | -2,147,483,648 ~ 2,147,483,647 |
short | 16bit整数(符号付) | -32,768 ~ 32,767 |
long | 64bit整数(符号付) | -9,223,372,036,854,775,808 ~ 9,223,372,036,854,775,807 |
float | 32bit浮動小数点 | ±1.5 × 10^-45~ ±3.4 × 10^38 |
double | 64bit浮動小数点 | ±5.0 × 10^-324~ ±1.7 × 10^308 |
例えば、byte型は8bitの記憶領域サイズを確保して符号付き(±)で整数を表現します。
そのため、扱える値の範囲は-128~127となります。
実数(小数点以下も扱う数値)を使いたい場合は、floatかdouble型を使用します。
double型の方が記憶領域サイズが64bitと多い分、扱える実数の範囲が広いため、計算精度が高くなります。
そのため、float型の単精度浮動小数点数型、double型のことを倍精度浮動小数点数型といいます。
記憶領域サイズが大きいほど、扱える数値の範囲は大きくなりますが、メモリ領域を多く占領してしまいます。
よって、用途に応じて最適な数値の型を選択する必要があります。
ソースコード
サンプルプログラムのソースコードは下記の通りです。
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