Kotlinにおける関数(fun)の使い方についてサンプルコード付きでまとめました。
## 【はじめに】関数・引数とは
関数とは、「処理のまとまり」のことです。
プログラムの規模が大きくなるほど、関数で処理を分けて記述した方が、効率的で分かりやすいコードを書くことができます。
中学数学や高校数学でも「1次関数」「2次関数」が出てきましたが、プログラムでも考え方はほとんど同じです。
例
例えば、次のような1次関数について考えます。
\begin{eqnarray}
f(x)=2x+1
\end{eqnarray}
このとき、$f(x)$を関数、$x$を変数といいます。
この関数は、「変数xを2倍して1を加える処理をまとめたもの」と言えます。
一度そのような関数を定義しておけば
\begin{eqnarray}
f(0)=1\\
f(1)=3\\
f(2)=5
\end{eqnarray}
という風に処理を簡潔に記述できます。
プログラムの世界では、変数xのことを「引数」といいます。
## 【Kotlin】関数の定義
Kotlinでは、以下のように関数を定義します。
fun 関数名(変数名 : 変数のデータ型) : 戻り値のデータ型 { 処理 return 戻り値 }
Javaの関数と比較して「クラスに属する必要がない」「変数の型宣言が不要」という違いがあります。
サンプルコード
サンプロプログラムのソースコードです。
fun main(args: Array) { val x = 20 val y = 10 // 関数の呼び出し val z = sum(x, y) println("x + y = $z") // x + y = 30 } fun sum(x: Int, y: Int): Int{ return x + y }
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